作詞:Jin Kawabata
作曲:Jin Kawabata
編曲:Jin Kawabata & LYO
静寂に身を寄せて 水面に揺蕩(たゆた)う 十三夜
満ちては欠ける月日に 熱量 奪われていた
眠りを誘う 黎明 意識が遠退く 夢の途中
忘れ得ぬ 愛しき人の声が 嗚呼... 木霊する
逢いたくて 苦しくて 仕方なかった
月冴ゆる 恋情が加速する
刹那さに溺れそう 逸る気持ちが
我が理性(こころ)
照らされて 見透かされゆく
風の音が 追憶を呼ぶ
初めて 知り得た感情が
どうして今 溢れ出るのか...
心揺さ振るのは 何故でしょうか
日毎 募る想いは 心の隙間を埋めてゆく
いつかは <結ばれたい> と 淡い夢が膨らむ
例え 過ぎた愛でも 互いが望めば成すのでしょう
誠実で在れば 叶うものだと ただ信じたい
複雑で難解な世の中では
祝福は得られないと知っても
森を抜け 丘を越え 逢いに行きたい
当事者は私達 其れだけで良い
哀しき性 陽炎の如く
不実が紛れて 価値を知る
目に見えず 計り知れない
人はそういうものでしょう
揺らめく想い 惑う宇(そら)の色
まるで鏡のよう 映し出す
香る大地 花蜜が誘う
甘美な情念(おもい)が迸る
明日にでも 分かち合えたら...
還ろう 陽炎(あなた)へと
約束は欲望を穿つ
時代が我らを見棄てても
躊躇わない 在りし夢みよう
「願い 叶いますように」
夜の帳を抜けた 明日(やみ)の向こう
追憶 <陽炎>が芽吹くのでしょう
「愛シイ人ヨ...」